TEAM EURO RACING MACHINE

AUSTIN HEALEY SPRITE mk2

1998 SCCJ INTER CLUB RACE SERIES
GREEN FLAG RACE A1 CLASS SERIES CHANPION

YEAR;1963
MODEL;HAN-7
ENGNE;12C

私たちの手に入ってからかれこれ10年の月日が経とうとしています。
最初この車を見た時はひどい物でした、エンジンはかろうじて動く程度、サスペンションもミッションもがたがた、ブレーキも引きずっていて一体どうなってしまうだろうと予想も付かない状況で 挙句の果てにガンメタで塗装してありお世辞でも誉められないくらいだったのです。
このコーナーではこの車がシリーズチャンピオンを取れるようになるまでの課程を大まかに説明していきます。
皆さんのレーシングカー製作など少しでも役に立てばと思います。
今年はフルレストレーションを施しているためレースのほうは休止していますが、完成の暁にはまた活躍させたいと思っています。その折はサーキットでお会いしましょう。





多分1992年の305MEETINGだと思われます。
ガンメタだったボディーをOEW(オールドイングリッシュホワイト)に全塗装し、とりあえずレーサー風にしているだけです。
EGもノーマルの1100のまま、よく見るとタイヤだけノーマルのスティールホイールにDUNLOP G5 を履かせてますが・・・
始めてのサーキットトライで、オイルキャッチタンクをつけています。
たしかこのFUJIスピードウェイで1分30秒位だったと思いますが、続に言うシケイン状態とゆうやつですか。
「お〜い 大丈夫かよ!?」
「連中、徹夜で仕上げたらしいぜ」
「昨夜の1時過ぎにガスケット飛んだらしくてさ〜」
「それからまたヘッド降ろして・・・」

TEAM EURO のメンバーです。
いつも応援ありがとね!!

1993年 この年はだいぶまともになった時期です。
・リアラジアスアームのピロ化
・ショックアブソーバー/スプリングの変更
・ロールバーの取りつけ
・アルミホイール及びタイヤの変更
・ウェーバーキャブ・マフラーの変更
まだナンバー付きストリート仕様
いつもの福田コースジムカーナ。
見ての通り、コースアウト中。
サスペンションを固めすぎてコントロールを失ってしまった
スプリジェットは柔らかめのサスの方がいい様です。
ちなみに今の仕様は
F;550lbs(やく6.3Kg) R;強化リーフ(Kg不明)
ですけどフロントをあと1割程度硬くしたいのと問題はリアで、これに関してはリーフスプリングを1度バラバラにし組み合わせを変えながらセッティングしていきます、
あくまでも硬くなりすぎないように。
1994年 ジムカーナ仕様からサーキット仕様に変わっていきます。
・リアスタビライザーの追加(MINI用ジャンスピード改造)
・ブレーキパット&シューをプロジェクトミュ-で製作
・Fサスをfront lineコンバージョンkitに変更
・Fキャンバー2,5度・トーインマイナス2mm
・エンジン1275に変更
・ストレートクロスミッションに変更
・LSD組み付け
・タイヤYOKOHAMA 032R 185‐60‐13
この頃の筑波で1分14秒代後半だったと思う、
MG-CUPにエントリーを始めたのもこの年より。
1995年はエンジンチューニングの年
・1275CCを1293CCにボアアップ
・面研により圧縮比を11Kgにアップ
・ジャンスピードSTVヘッドに変更
・オイルクーラーの取りつけ
・コンロッド及びクランク鏡面加工
・クランク/プーリー/クラッチのフルバランス加工
・ディストリビュータの進角変更
・ウェーバーキャブを45πに変更
この年ようやく12秒代に突入、ちょうどNEKOのヒーレーが活躍していてすごく刺激になってまして、勝手にライバル意識を燃していました。
同じく1995年同じに苦悩の年でもありました。
・カーボンプッシュロッドの折れでリタイヤ
・オイルポンプ不良によりメタル焼きつきリタイヤ
・リアドライブシャフト破損によりリタイヤ
走れば壊れる連続リタイヤ記録樹立及び更新これだけは経験しないと分からないつらさでありいっそのことやめようかとも思いました。
タイム的には13秒前半で完走できれば言い成績なのに・・・・・。
写真はレーシングスクリーン仕様
305MEETING FUJIスピードウェイ
305 OB RACE は前日のフリーテスト/当日朝のキャブレーションテスト/模擬レース終わりのフリー走行/なんとこれだけはしれて¥15.000-なのです、皆と同じステージで遊べてテストもいろいろ出来最高です、なんとMINIのレース車輛とOB車輛だけPITの割り当てもありおすすめのイベントなんです。
・点火系をウルトラCDI
・メーターパネル製作
・RACE TECK メーターで統一
・車輛ハーネス製作引きなおし
・リダクションモーターの採用
1996年 MG-CUP
この写真のポールポジションのMG-Bなんと往年のレーサー生沢 徹 氏!!同じステージで走行でき大変感激し、勉強になりました。
スムーズなドライビングが印象的でとても紳士的な走りをする方です。
ちなみに付け加えると私はいつも2位でした。
・ファイナルギアレシオ変更 3.9→4.2
・強化ハーフシャフト,ダブルハブベアリングの採用
・ラテラルロッド製作取りつけ
1996年 SCCJ GREEN FLAG
エビスサーキット(福島県)
ここのコースは高低差が激しくEGの負担が大きいのでいくつか対策を施しました。
・オイルパンの片寄り防止加工
・オイルポンプの強化
・オイルストレーナーの改造
・ウォーターポンププーリーの変更(軽量/小径化)
・ラジエーターの変更(セブン用加工取りつけ)
・ラジエーターグリルの加工
1997年 SCCJ GREEN FLAG
筑波のタイムもコンスタントに12秒前半をマーク、1つ上のクラスにまで追いつけるようになり、各部の信頼性も向上し耐久性もアップしてきました。
グリーンフラッグの表彰式はクラス別の表彰がないためA1クラスはめったにお立ち台には乗れないのです、このときは総合でも3位入賞で嬉しかったなあ
1998年  SCCJ GREEN FLAG
この年は順調に勝ち進みタイムも11秒台に突入しかしここまで来るとフレームのねじれが大きくなりサスペンションの動きが不自然になり始めます。
EGも8000rpm回すとミッションが抜けなくなります。
・フロントスタビライザーブッシュをピロボールに変更
・リアラテラルロッドをツインV型に変更
・タイヤDUNLOP98Jの採用
・ホイールを新調PANA SPORTS RACING 6J
・KONIサスをスパックスガスに変更
・エキゾーストマニホールド ワンオフ製作
・レーシングマフラー ”QOMOLANGMA”の開発
・5SPEEDギアボックスの採用
・ボデーレストア及び補強/軽量を決意!!
1998年度SCCJインタークラブレース
グリーンフラッグ A1 クラスチャンピオン決定!!!
この話を聞いた時は実は信じられなかったです、確かに優勝もしたし何度か入賞もしました、しかしいつもヒーレーの前にはライバル
MINI COOPER S (時には9秒台を出す)
HEALEY mk1 (カニメ、彼もメチャ早い)
等がひしめき合い、楽に勝てるレースなどなかった、でもこういう形で結果が出せればどんな苦労も吹っ飛んでしまいますよ。
次はもっと頑張ろうと・・・・・・

-東京都内にて年間表彰式-
有名人の方が映っています
NEKOのチャンヨツ君ですね。
彼もいろんなトラブルに見まわれ苦労してました
またレースしたいね。
この写真カーマガジンから拝借しちゃいました,ごめん!
隣の林さん,この方がMINIでやたら早いんです
皆イイ方ばかりです。
1999年 とうとうフルレストアを実行
詳しくはまたレストアファイルのほうで紹介しますが
・フロアーパネルの張り替え
・サイドシル及びインナーシルの交換
・フレーム補強
・総はくり作業
・エキゾースト逃げ加工
・リアリーフスプリング取りつけ部分の補強
・フロントサスペンション周りの補強
等ぼちぼちやって居たら1年過ぎました。
2000年 なんだかんだ思う様にはかどらないまま2年目に突入
・フロントパネル製作組み付け
・アルミラジエターに変更
・ブレーキペダルボックスの改造
・フロントウィングをFRPに変更
今年秋のレースには復帰予定でやってますが
このペースではいつになることやら・・・
しかしどうせやるなら中途半端は許せない性分なのでうまく空き時間を利用して進めていきます。

このコーナー・この車輛に対する質問などありましたら
メールください。
今後とも応援宜しくお願いします。


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