1961年のデビュー以来活躍しつづけたG4、ラウンドフレームにFRPボデーをかぶせたスポーツカーでlotus7とはまた違った魅力あ触れる車です。そのG4をベースに更なる軽量化、ミッドシップレイアウトの採用など,純粋なレーシングカーとして生まれたのがG12なのです。当時の文献を見ると40台前後のG12が生産されたようですがはっきりした台数はつかめません。90年からのリプロダクトされたG4.G12は基本的には変更無く,当時の雰囲気を残しつつ,現代のコンポーネンツを利用しています。すばらしいパフォーマンスはすでに各地のサーキットイベントにて実証済みですね。 |
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BODY・FRAME
G4,G12ともに厚めのFRP製で思いのほかしっかりしていて驚きます。波も少なく塗装もレベル高いです。立て付けには少々の不満もありますが,調整もできます。フレームはかなり撓りがあり町乗りなら問題は無いもののサーキット走行だとオプションのロールゲージが不可欠です。しかし、あまりフレームを締め上げすぎると気難しい車になってしまいますので注意! |
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SUSPENSION
鋼管パイプAアーム,Wウィッシュボーンサスレイアウトはもう完全にレーシングカーのそれでトーイン・アウト、キャスター、キャンバー等自由自在、スタビライザーもアジャスタブル。G12のリアは独特のダブルアジャストアームと逆Aアームウイッシュボーン+Iトランスアームにスタビライザー、コイルオーバーダンパーの組み合わせによりセッティングは無限大です、やりがいありますよ。G4のリアは5リンクの独立懸架で自由度は少ないものの安定したトラクションを得ます。 |
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ENGINE
COSWORTH YAC 言わずと知れた元Lotusエンジニア、マイク・コスティン&キース・ダックワース。なぜこの二人の名前を一緒にするとこんなにいい響きの名前になるのか不思議です。彼らの開発したエンジンの中でもDFVは名機中の名機,あまりにも有名です。今では大メーカーに成長しGINETTAのような少量生産車に対してエンジンを供給してくれているのは異例だと思います。しかしレースエンジン特有の気難しさは無く低速からトップエンドまでストレス無く吹けあがり,きょうれつな排気音と重なり、かなり五感に訴えて来るそれは一度体験したら止められなくなります。G4のKENT・OHVはケーターハム7に載るスプリントスペシャルと同様トルクフルで扱いやすくランニングコストも安い最もポピュラーな仕様でしょう。最近のスタンダードはFORD・ZETEC。新しいエンジンらしくとにかくスムーズ。下から上までスルスルと回転が上がる感覚はスピード感を失いがち、オーバーレブには気を付けましょう。 |
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MISSION
SSG5SPEEDクロスミッション,F3レース用なのでかなり手ごわいです。初めての方は多分スタートできません。自分も最初このてのドグギアは入れることすら出来ませんでした、SSGにしてもHEWLANDにしてもこれは完全にコツとタイミングです。慣れて来て載れてくるとこれがまた吸い込まれるようにスコスコ入リ電光石火のシフトチェンジが可能になり、トウ&トウでのクラッチワークと合わせてかなり高度なドライビングが楽しめます。(G12) |
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